世界で最も退屈なトピックである政治のこと、ましてやアメリカの大統領選についてなんぞ書いてしまっては、
"Are You Fucking Kidding?"ってな感じですが、、、、
とある友人が昨日、『08年の大統領は誰が勝ちそうなのか』という直球の質問を投げかけてきた。かつて米国で青年期を過ごした彼が、現在米国で出版業を行っている自分に対しこの質問をしてくるのは至極妥当なこと。
その友人とは、富山県生まれ/ニューヨーク育ち/青山学院大学卒/パートタイムDJ/カメラ屋さん勤務で童貞な熊さん(24)。
質問ンい対する返答としては、『さぁ。どうなんでしょう』というのが正直なところ。
確かにヒラリー・ロッダム・クリントン民主党上院議員が現在のところ最も可能性が高いのは周知の事実であるのは間違いないのだけれど、それにしても彼女がダントツで他候補者を引き離しているのとも思えないのが正直なところ。AP通信社による一つの記事では『ヒラリー議員は、08大統領選最大(?)のライバル、バラック・オバマ議員に対する執拗な攻撃が逆効果となり、現在民主党員らからも不信感を得ている』と書かれていた。これは某民主党議員の発言を元にした、視覚聴覚的な表面事実を伝えるだけの無味無臭がウリな純AP通信的ニュース作法だから逆にその信憑性に疑いの余地は無い。それに、夫であるクリントン元大統領が大統領選キャンペーンの戦略家なことも周知の事実。『クリントン元大統領の駒』、『夫の駒』のようなイメージが先攻してしまっては、初の女性大統領という座右の銘も廃るだろう。そんなイメージが露になってきている風潮が無くもない。
そしてそのライバルと言われるオバマ議員も、08年1月に控える大統領候補者指名党員集会および予備選挙のスタート地点であるアイオワ州などでは多くのサポートを持つものの、その『最大のライバル』的イメージが先攻する中、全国的には全くヒラリー議員に追いつけていない。他候補であるエドワーズ氏の支持率も、以上の代表二人に比べると大きく劣る。
で、問題の共和党。
一時は影のダークホースとも噂されていたルーディー・ジュリアーニ元ニューヨーク市長。市長時代は、不倫/離婚/結婚などのスキャンダルが出たり、『ニューヨークのクラブカルチャーを衰退させた』など、一部からの文句もあるが、かつては危険な街のイメージであったニューヨーク市の治安を著しく向上させた張本人。今となっては、深夜にiPod片手に地下鉄を利用していても特に危険ではなくなったくらい安全なニューヨーク市(一部のブロンクス地区/ブルックリン地区を除く)。その功績は広く認められている。しかし、同氏はまた一方で、多くの敵を持っていることも事実。その結果として、ニューヨークタイムズ紙がCNNと共同で行った調査結果で、共和党では1番候補と言われる同氏も、その支持率が半数にも満たっていないことが分かっている。
そのライバル候補として名前が上がっている一人が、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事。しかし同氏もまた、同調査にて『全米市民がモルモン教徒を大統領に選ぶとは思えない』というおおよそ60パーセントにもなるネガティブな評価を受けている。
そうなると共和党からの候補としては、マイク・ハカビー元アーカンソー州知事が大穴として出てくるのはないか、とも思える。確かに、レジスター後の日の浅さも影響しているのか、未だ多くの信頼を勝ち取ってはいなく、その支持率も他2候補よりも若干劣っている。しかし問題は、同調査内民主党有権者らの約70パーセントが『誰に投票するか確定していない』と答えているなど、有権者の投票権先に対する意識の揺れが大きいこと。これは、今後のキャンペーン活動やひょんなところから有権者らの投票が、いきなり頭角を表しているハカビー氏に移っていく可能性もあることも表しているのだと思う。
というようなことが今、新聞を読んでいて書きたくなってしまったので、ここぞとばかりにぶちかまシット(by えんランナーtakashit)してみた。
上の写真は我が街Bushwickの、とある路面にスプレーペイントされた"Obamawick"の文字。
いいね、この発想。
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4 comments:
あーなるへそ。
「さぁ、どうでしょう」というわけだ。
ちなみにその熊さんもブログを期間限定でやってます。
http://jerks.exblog.jp/
メリークリスマス!
ニューヨークは寒いでしょう。
体だけは壊さないよう
くれぐれも気をつけて!
社会との折り合いは妥協ではなく闘いです。
打たれ強さは、
あとあと必ず自分を助けるときが来ます(笑)。
uosakichigay
代理ブログは写真がきれいに整ってて楽しいね。高木のラフさもいいけどね。
koichiさん
メリークリスマス!こっちは寒いけどウィスコンシンに比べたら暖かいくらいです。
今ガンガン打たれてます、それでもたしかに打たれ強くなっています。
一月に一度帰国できそうなんですが、また一緒に話でも出来たらうれしいです。
帰国したらぜひ連絡を!
お会い出来るのを私も楽しみにしています!
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