Sunday, December 9, 2007

a letter from bushwick



これで人生3回目のブログをスタート。飽きやすい性格上、もちろんサイトは違うもので。
夏くらいからパッタリとやめていたブログを今またさらに続けることにしたきっかけは3つくらいあって、
まず今年の5月にニューヨークへ移ってきてからというもの、すべてに対しやる気が出なくて、カメラを持ち出すこともなく、部屋を片付ける気力もなく、自分が好きだと思っていた音楽製作さえもつまらく感じられて、ここ最近は家に帰ることさえ面倒くて、プライベートの携帯電話も電池切れっぱなしで、暇さえあれば破れてボロボロの黒いノートに理の通らない文字を吐き出しては街を徘徊して、人を眺めては嫌気がさして。

そんな時に読んだ名気ない一冊。
仕事で出会った某ドクターより現在英訳を頼まれている、デトックス(体内にたまった毒素を排出させるという健康法)に関する本。そこに書かれてる文章体や表現には正直何一つ感心するようなことはなかったのだけど、代換医療本としては合格の『人に危険を察知させる』ことに長けていたその本には、水銀やアルミニウムなどの毒の恐ろしさ、そして心身から健康になる重要性について嫌気がさすほど言及されていて、『しっかりしないと』とか単純に思ったことがきっかけ。
しっかりする。日々の管理が今何もできていない自分がまず思いついたのが日記。日々の生活を記すことで思い返す。それが例えその時だけですぐに忘れうるものになるとしても、何も思い出せずに眠るよりもは良いのかなと思った。これがまず理由1。

次の理由は、たった今、友人のエリックから、彼のバンド Cedarwell.の新曲が送られてきたこと。亡くなったおじさんに捧げられているであろうその3曲に打ちのめされた。ウィスコンシンにいた時には、バンド練習で良く通ってた彼の実家の屋根裏部屋。あの時はもっと単純に人が好きで、好奇心が強くて、感受性がバカみたいに溢れてて楽しかったはずなのに、ニューヨークに渡ったらもっとクリエイティブ(創造的という言葉は固すぎる)に動けると思ってたはずなのに、散文詩にさえなれない落書きだけが増えて、何一つ満足できていない。10月に彼がツアーで来た時に受けた、『ニューヨークにきてからクリエイティブになった?』って言う質問。とってもウィスコンシンな、素直で真っ直ぐ直球な質問。正直、一体ここで俺は何してんだろうって思った。今まで東海岸から中西部にかけてツアー周りをし、これからはスウェーデンにドイツなどのヨーロッパ諸国でのツアーが控える彼が、ツアーの合間にいつのまにか新曲を仕上げた。うちに泊まってピザ食べたりしてたと思ったらもう一ヶ月くらいたつ。そして彼はヨーロッパ先攻発売のe.p.を仕上げ、俺は...?
ヨーロッパツアー後はブルックリンに遊びにきてまた一緒に単発ライブをやる予定。日本にもきっと待っててくれてる人らがいるんだと思うし、そしたら尚更このままクソに成り下がるわけにはいかないから、なんとか自分を持ち上げるしかないなーって感じ。じゃあ、そこで何故ブログ?って感じだけど、そんなこたぁ知らない。

最後の理由は、ここ最近ハマった薬がようやく効き始めたから。
まずは最近ひたすらリピートして聴いている、音楽カメレオン的な天才、アンドリュー・バード (Andrew Bird)。バイオリンに鉄琴、ギターに口笛、マンドリンをこなす天才の一曲、fake palindromes。曲名からしてツボだった。Fake Palindromes - 偽の回文(前から読んでも後から読んでも同じように読める語句)。
その歌詞のある一部:
Jesus Don't you know that you could've died, you should've died, with the monsters that talk, monsters that walk the earth.
こんな歌詞を嫌みなくさらりと唄える彼は、本当に尊敬に値します。

それと20歳の天才音楽家 Beirut。
ジョニ・ミッチェルを聴きながら読んだポール・オースター (Paul Auster)の "The City of Glass" 。
ニュージャージー行きのバスで聴いた中島みゆきの『糸』。
ロウアーイーストサイドの喫茶店で聴きながら毎回眠ってしまうショパン。



そんな3つの理由による化学反応起によって突如始まったこのブログとともに生活を整え、ついには今後全力で音楽をやりたいと思えてきて、入稿に追われる毎朝の新聞記事書きにさえもとことん精を出そうと思った2007年の終わり。毎日は絶対に更新しないけど、一週間に一度は最低記録するつもりで楽しんで行こうと。誰も見ていないからしれないし、50億人が見ているかもしれないこのブログで、もう二度とこない24年目の人生のつづれおりを。織りなす布はいつか誰かを暖めうるかもしれないってことで。洞窟にマイクは不必要ってことで。

1 comment:

uosakichigay said...

この1ヶ月お世話になります。よろしくお願いします。一緒の部屋で寝るなんて何年ぶりかしら。ぐふふふ....