Monday, February 18, 2008

ケロケロケロッピとダブステップ


「やっぱデトロイトっしょ!」

と数年前にU君に言われた時、

「だよな、ストゥージズだよな。MC5だよな」

と本気で答えたことがある。

今日は久しぶりにレコードを買った。
ストゥージズの "1970"の7インチ。

U君はその時デトロイトテクノに夢中だったのだと思う。
でも僕には全く理解できなかった。
キーワードは「宇宙」的なあの4つ打ちがショボく聴こえた。
21世紀に生きる自分にとっては80−90年代のテクノなど「懐かしのあの頃特集」のような音に感じられた。

フォークに夢中だった2006−7年。ようやく時代に遅れてダブステップが効いてきた。ハネるようなビートと凶悪なベースが部屋を這いずり回る。もう登場しはじめてから3年くらいになってようやく、この南ロンドンからやってきたダブステップは、20年前の音楽ファン達を虜にしてきたであろうデトロイトテクノの僕に取ってのリアルタイム版となってくれている。
レベルファミリア音源ではないゴス・トラッドもようやく分かってきた。デジタルミスティックスもスクリームもベンガもようやく響いてきた。
生音バンド以外興味をほぼ完全に失っていたここ2年間。
あんなに楽しかったエレクトロニカがいつからか急に退屈になって以来、久しぶりに電子音楽に浸るのがすごく新鮮で楽しい。




しばらくは音楽への興味も失いつつあった。
レコード屋へ、というよりもニューヨーク中の古本屋ばっかに浸ってた。アコースティックギターは弾いてもドラムマシーンはいじらなかった。いじっても良い音なんて到底できそうになかった。でもついにMPCに取りかかる時が来た感じ。

そしてアコースティック時期を通過してからたどり着いたのは「ミニマル」。
音楽で言えばムーンドッグでありエリック・サティー、作家であればレイモンドカーヴァーでありデイヴィッド・レーヴィット、コーヒーであればアメリカーノでありエスプレッソだ。






コーヒーと言えば、そう言えば最近、BROOKLYN GORILLAというインデペンデントなコーヒーブランドが登場した。販売しているコーヒー豆の外装にはすべて豆が焙煎された日時がペンで(!)雑に記されている。手作りのインデペンデントブランドだからこそ成せる気遣いが素晴らしい。
また、ブルックリンゴリラを販売しているオーガニックグロッサリーチェーンの「Whole Foods」は
4月の「EARTH DAY」を境にビニール袋の全廃を開始するらしい。


何故か偶然ネット上で発見したなつかしのケロッピ。



そしてついに明日は我がウィスコンシン州で党員集会だ。

1 comment:

uosakichigay said...

もしU君がおれだったら....
Underground Resistanceというかデトロイト周辺が好きになったのは単純に個人的にダメだった"テクノ"に手を出してみて、underworldが全然ダメだったんだけど、URのJaguarが、あっこんな鋭いのに踊れるっておもしろいって感じたから。で、同時期にWhite Stripesとかエミネムが出てきていて、しかも守護神にstoogesとMC5と密かにマドンナ。デトロイトってすげー町じゃんって思った。で、実は一番の鍵を握っていたのはプライマルのEvil Heatだったってゆうのに今気づいた!こいつが一気に広げるきっかけだったかも。ちなみにRadioheadはWARPレコード文脈へと繋いだバンド。

今、第二弾で悩んでます......
東京ディズニーランドって浮かんだけど、
そっこうボツにした。